転倒して肩を打撲すると鎖骨が骨折することがあります。骨折のズレが少ない場合はサポーターやリハビリで治すことができます。骨折のズレが大きい場合は、手術が必要となることがありその場合は、専門病院に紹介します。CTで骨折のズレを3次元的に評価することが大切です。
肩の外傷により、肩鎖関節周囲の靭帯が断裂すると、肩鎖関節が脱臼します。ズレが少ないときは、リハビリで保存治療します。
脱臼のズレが大きい場合は、痛みが残存することがあり、手術が必要です。その場合は専門病院に紹介します。
加齢、体質、外傷、環境による負荷の蓄積などによって肩鎖関節に炎症が生じ、次第に軟骨が変性し、関節が変形します。
初期治療は、スリング(三角巾)による安静と鎮痛薬です。痛みと腫れが治まってきたら、機能回復のためのリハビリを行います。リハビリの先生の指導をうけると痛みが早く緩和し、機能が早く回復します。CTをすることで、骨折のズレを3次元的に評価できます。腱板や関節などに隠れた病変がないかチェックするためにMRIを行います。精密検査をして正しい診断をつけましょう。正しい診断と治療によって、痛みは早く軽快し、長期的な好成績を生むことができます。